すだちの切り売り アレンジ楽譜と生演奏のサイト

　めっちゃがんばったぁ～

　こんなに穏やかな曲調ですが結構アクロバティックな楽譜になっております。
　右手の中に従来のピアノ伴奏をいかに自然に入れるか考え抜きました。

　当然ですがピアノで歌の部分を弾きますよね。すると伴奏に入っているメロディックなピアノの旋律はめっちゃイメージがかぶってきます。
　この曲は、特にAメロに関しては、歌の旋律とピアノの旋律が交互に入ってくるように構成されていますが、これをそのまま書くとどうしてもメリハリのない、ずっと途切れずにメロディが続いているような印象になってしまいます。

　それを回避するために頑張って伴奏の形を工夫して、メロディだけじゃない、演奏自体の流れをコントロールします。川をイメージしていただいて、落ち葉がゆったりと流れているところにちょっと浅瀬があって流れがはやくなって、またゆっくりになって、というのを繰り返している感じです。

　あとは演奏の質。自分が如何に弾き分けるかですが、これは素直にローランドの電子ピアノに感謝です。
　この演奏のメリハリはローランド以外にはできません。モデリング音源だからこそできる繊細な弾き分け。

　今回はサビの伴奏をめっちゃ上手に書けたんじゃないかなと思っています。
　この曲を聞いて、きれいに盛り上がっているんだけど実はサビのほうがシンプルなんじゃないかって思っていました。迫力のある、歌唱力を感じる、かつごちゃごちゃしていない伴奏…と思って、気づいたらこの形で書いていました。

　総合的にこれまでの作品の中でも大変上位に入るくらいよく書けているなと、気に入っています。

　春クールもあと少し。
　…この時期はこの曲のように「とても弾きたいけど中途半端には弾けないので保留していた曲」が溜まっているので、今週は充実した内容になるんじゃないかと思っていますｗ。

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しばらくあとになります。