すだちの切り売り アレンジ楽譜と生演奏のサイト

　志倉千代丸さんの作品はかんたんピアノにしやすいんですよ。
　とてもディープなダークな曲を書く方ですが、音色の特徴が強いことによってその世界観を構築しているというか。コード自体はとてもシンプルだったりするんです。
　かっこええなあ、と思うのはそれだけシンプルなコード進行の中にとんでもないメロディライン、とんでもないピコピコチャララ的複旋律をぶっこんでくるところですね。シュタゲの曲なんかももう本当に聞いてて気持ちいいんですよね。

　ピアノではそのへんの要素は再現しきれない部分であるので、思い切ってメロディを忠実に、コードの響きをばばぁ～んと響かせて弾くとそれはそれでものすごいまとまった鳴りをしますね。

　一見「ん、そのコードそのまま行けるの！？」みたいなところに行くんですけど、それが気持ちいいのはすごいなあと思います。

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